『メイドインジャパン』の永続 量産職人育成プログラム
高齢化と後継者不足が進む日本のバッグ縫製の現状からこのままでは日本製バッグが消滅するという危機感がある。この対策として、サンプル作りでは無い、量産工場化を目指した職人を育成すること目的としたプラグラムを実行する。
ヤマト屋では、質の良い国内の職人を確保する為、ミシン未経験者を一年で自社工場を立ち上げ独立させる、『職人育成プログラム』を実施しています。
1年に一人だけ採用し、集中的にノウハウを教えます。現在4期生が勉強中です。
高齢化が進む職人の世界で、バッグメーカーは質の高い日本の職人の確保が難しくなってきています。
『自分のブランドを作りたい』という作家志望の若者は多くいますが、製造を請け負う職人希望者は非常に少ないのが現状です。
また、職人の高齢化による、生産量の減少や廃業が年々増えてきています。
ヤマト屋でも同様の事が起きています。
高齢になるにつれて、視力が衰え、濃い色が見えづらくなったり、注意力が散漫になってしまうことが原因で、不良が発生したりします。
ミシン台にスポットライトを設置して明るくしたり、さまざまな対策をしていますが、抜本的解決策ではありません。
求められているのは、これから未来を創る若い職人の力です。
そこで、高齢化が進む職人の世界にストップを掛けるべく、ヤマト屋では『職人育成プログラム』を確立し、職人が自社工場をつくり若い職人が独立をしています。
本物の職人が学校では教えてくれない、生産の縫製ノウハウ、ミシン調整のノウハウなど1から10まで1年掛けて教えます。
1年に1人だけ集中的に教えますので、質の良い職人が独立をしていきます。
学費はありません。こちらから給料を払い一年間勉強して戴き、将来的にヤマト屋の仕事を請け負ってもらう職人になります。
目標は月額300万円の工賃をヤマト屋がお支払いできる職人に育ってもらえること。 お客様の笑顔の為に、未来を見据えて進んでいます。
『メイドインジャパン』の永続 量産職人育成プログラム
1,育成プログラムを受ける研修期間は1年(半年契約の一回更新)とする。
2,量産を目指した研修生として公募(主体はハローワーク)する。
3,採用条件は、ヤマト屋の経営理念に共感でき、研修終了後、ヤマト屋と委託加工契約を結び、生産の一端を担う意志がある者。採用面接は社長が行う。
4,研修生は、契約期間以外は社員と同様社保に加入する。
5,研修生の環境整備担当分担は、トイレとし社長と共にトイレ磨きに専念する。
6,研修内容は、ミシンの仕組み・ミシンの使い方・調整方法・椅子の高さ・ミシンの配置・手の置き方・目線・縫製に必要な道具の使い方にいたるまで、量産するための技術であり、日々実際の量産縫製を行いながら研修を受ける。
7,独立後のビジョン。
一人体制→下ばりを足した二人体制→下縫いを足した三人体制→下縫いを足した四人体制→中ミシンを足した五人体制→親ミシンと下ばりを足した七人体制。これ以降は職人を独立させ新たに一人体制から始める。